「病は気から」は強ち嘘ではない

「病は気から」は強ち嘘ではないのです。
何か精神的に悪い事があると胃に痛みを感じる人がいますが、精神状態と胃の状態との関係は、ある実験で立証されています。

ある実験とは、ニューヨークのコーネル大学のウォルフらよって行われた「トムの実験」です。
9歳の時、ある事がきっかけで口から食べ物が食べられなくなってしまったトムは、食べ物を直接胃に送り込む為に、腹に穴をあけ、その穴の下にある胃を腹の皮にぬいつけ、胃にも穴をあける胃瘻の手術を受けました。
ただ、手術中にトムの容態が悪くなってしまった為、不完全な手術となってしまい、トムの胃は外から観察できるようになってしまったのです。
トムは、そのままの状態で生活する事となります。

ウォルフらは、15年もの長きにわたってトムの胃を観察しました。
その結果、立腹、昂奮、緊張した時には粘膜が充血し、胃の運動も胃酸の分泌も高まり、さらにその状態が長く続くと粘膜にただれを起こす事、反対に、憂鬱、失望、落胆した時には胃の血流は減り、胃の運動も胃液の分泌も少なくなる事等が判明しました。
このように、精神状態によって胃の状態が変化する事は立証されているのです。
ですから、健康な体でありたいのならば、まずは心の健康を心掛ける事が大切なのです。